月刊 Gun バックナンバー探訪 (1964~1982)

懐かしい「月刊Gun」誌を回顧します。

カテゴリ: 1964年(昭和39年)

国際ガンクラブの機関紙から発展した月刊ガン誌の創刊は1962年(昭和37年)12月号からとなっている。 販売価格は180円。 これはそれから1年半後のもの。

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後年、モデルガン愛好家など比較的若年層の趣向に編集方針がシフトしていったが、この頃はまだ狩猟やスポーツ目的で実銃を所有している実務者・競技者向けの硬派な内容だったことがわかる。
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広告主も国内銃器メーカーや銃砲店が大半を占めていた。 その中で、本誌主催とされる北欧狩猟ツアーの募集広告が掲載されていたので注目した。
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実はこの年の4月1日、観光目的での海外渡航が日本で解禁されたのである。このツアーはそれを受けての企画・催行と思われる。 ただし、年間米500ドルを上限とする外貨の持ち出し制限は続いていた。
985,000円の総費用は、現在の感覚でも結構な価格だが、当時の賃金水準を併記すれば、その凄さがわかる。

大卒初任給 21,200円
都市勤労者世帯月収 63,396円

つまり、平均的な勤労世帯の15ヶ月分の収入に相当するわけで、大企業の役員クラスとか、医師などの高所得者・資産家しか参加できないツアーであった。

また、各種銃器の店頭価格がよくわかる広告もあったので参考まで。
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だいたい、10万から20万といったところか、、、、
それにしても、当時は実銃を購入するには相当な収入・資力がないと趣味として成立しなかったことがわかる。 
ちなみに、当時は、最初からライフル銃を所有できた時代で、許可の難易度は現在と比較してまだまだ緩かった。


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海外居住者からの投稿記事はまだない。 重厚な連載陣が並んではいるが、論稿に参考文献や引用の併記がまったくないのが当時の一般雑誌掲載の論文に共通する特徴で、極端に言うなら、海外文献の丸パクリとかが横行していたと思われる。

さて、CRS拳銃に関する記事があったので参考まで。
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CRSはColt, Ruby, S&Wの頭文字である。巷ではRをRugarやRemingtonの頭文字とする解説も散見されるが、これは間違い。

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MGCのワルサーPPKは購入された方も多いだろう。しかし、3,500円という値段はインフレにもかかわらず、10年以上は維持されていたような気がする。昭和39年の3,500円は現在の貨幣価値で言えば17,000円程度。決して安い玩具ではなかった。 

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短筒が表紙を飾ったのは同誌50年の歴史の中でも珍しいのではないか?

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東京オリンピック(10月10日~10月24日)を控えて日本社会全体が盛り上がっていた頃、本誌にも関連記事が増えているようだ。

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巻頭特集は編集部による帝国陸軍の短機関銃特集。 100式その他の解説だが、「未発表資料」と銘打つわりには、その出典などは明らかにされていない。 

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陸自総合演習(後の富士総合火力演習)の模様がレポートされていた。 当時の主力戦車がM24というのが時代を表している。 写真の普通科隊員はBARを装備しているようである。

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時節柄、表紙も五輪関連

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巻頭特集では、64式新小銃を取り上げていた。 その中で、あまり見かけない試作銃の写真が掲載されていた。
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囲みコラムでは、銃砲を所有する手続きが記されていた。
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いろいろと隔世の感がある。

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全国で狩猟解禁が近づいているということで、今月は狩猟特集が誌面を独占している。当時の読者層の中心がハンターだったことが窺える。
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そんな中、モデルガンファンの期待に応えるような記事もあった。 
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神保・小林両氏の懐かしい近影。 若いねえ、、、
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東京五輪の特集に誌面を割いていた。
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